サステナビリティ戦略・目標と実績
サステナブル経営に向けて
マテリアリティ(重要課題)の特定
ヤマトグループの中長期的な企業価値の向上と、持続可能な社会の実現に向けて、重要かつ優先的に取り組むマテリアリティ(重要課題)の特定を以下の通り行いました。
STEP1 マテリアリティ候補の絞り込み
GRIガイドライン、SASB、ISO26000、SDGs(持続可能な開発目標)などの国際的な枠組みや、投資家が当社グループの事業にとって重要性が高いとしているESG調査項目などに基づき、自社の事業におけるリスクと機会について実績データにより考察し、持続可能な社会の構築ならびに当グループの企業価値向上に資するマテリアリティ候補を絞り込みました。
STEP2 ステークホルダー・ダイアログ(2019年11月実施)
STEP1で絞り込んだマテリアリティ候補について、ステークホルダーの方々からご意見をいただき、その妥当性を確認するためのステークホルダー・ダイアログを行いました。
経営構造改革プラン「YAMATO NEXT100」策定
2020年1月23日、今後のヤマトグループにおける中長期の経営のグランドデザインとなる、経営構造改革プラン「YAMATO NEXT100」を発表しました。
本プランでは、3つの事業構造改革と3つの基盤構造改革を掲げています。
基盤構造改革の1つに「サステナビリティの取り組み~環境と社会を組み込んだ経営~」を据えて、持続可能な社会の実現に向け注力します。
本プランの中で、持続可能な未来を切り拓く将来の姿として、環境・社会の2つのビジョンを掲げ、重要課題を特定しました。
「つなぐ、未来を届ける、グリーン物流」
「つなぐ、未来を届ける、グリーン物流」へヤマトグループは更に進化します。
⼈や資源、情報を⾼度につなぎ、輸送をより効率化させ、環境や⽣活、経済によりよい物流を実現します。
CO2排出実質ゼロ*1に挑戦し、持続可能な資源の利⽤・消費モデルを創造し、強く、スマートな社会を⽀えます。
*1:Scope1&2(⾃社の排出)
「共創による、フェアで、“誰一人取り残さない*2”社会の実現への貢献」
ヤマトグループは社会的インフラとして、フェアで効率的な事業プロセスを通じて、あらゆる⼈々にものや価値を届けることで、社会における様々な格差や障害を解消・低減し、社員やお客さまなど様々な⼈々の⽣活の質(QOL)向上に貢献します。
リアルの強みとデジタルイノベーションの推進、そして多様なパートナーとの共創により、社会課題の解決を⽬指し、“誰⼀⼈取り残さない” 社会の実現にリーディングカンパニーとして貢献しています。
*2:誰⼀⼈取り残さない:SDGsが掲げる基本理念
サステナブル中期計画2023
「サステナブル中期計画2023」は、各重要課題(マテリアリティ)に対する具体的な行動の内容と、2023年度までの到達目標を定めた中期計画です。
2023年度まで、計画達成に向け着実に進捗しました。課題が残った項目については、その原因を分析し、目標達成に向けて推進しています。
サステナビリティ・トランスフォーメーション2030 ~1st Stage~
ヤマトグループ中期経営計画「サステナビリティ・トランスフォーメーション2030 ~1st Stage~」において取り組む、各重要課題(マテリアリティ)に対する具体的な行動の内容を設定し、2026年度までに着実な目標達成を目指します。