コンピュータ導入から「NEKOシステムへ」
業務の効率化、サービスの多様化のために、ヤマトグループはこれまで、業務の機械化、情報システムの開発に取り組んできた。
最初の取り組みは1960年代初めの給与計算への会計機導入。
その後1966年にコンピュータ処理の外部委託を開始し、1968年には最初のコンピュータ「HITAC 8210」の正式導入決定と同時に、社内に電算準備室が発足した。
1969年には、コンピュータ室が開室。
このころ産業界に押しよせるオンライン化の波を受け、1970年にはオンライン開発委員会を発足し、社長室にオンライン研究グループが設置された。
その後、1973年1月、小倉昌男の決断により、コンピュータ部門はヤマトシステム開発株式会社として独立した。
そして、1974年、各営業所の端末とヤマトシステム開発本社のホストコンピュータをオンライン化。運賃自動計算、貨物追跡・問い合わせ、メッセージ交換などのシステムが組み込まれた「NEKOトータルシステム(第1次NEKOシステム)」が稼働した。