地域との共生
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長崎本線湯江駅営業所と所員(1988年)
地域でのさまざまな取り組みは、全国の支社や営業所が主体的に行ってきた。
国鉄が民営化した1988(昭和63)年にJR九州と協業し、
長崎本線と佐世保線の無人駅で宅急便を取り扱いながら、乗車券の販売や改札業務、清掃などを実施。
1992(平成4)年、全国初となる「宅配バス」の実験運行が岩手県内で開始。
宅急便の輸送の一部に路線バスを利用することで、バス会社は利益の出ていなかった路線の生産向上を実現し、
ヤマト運輸は輸送時間を短縮した。青森では1998年、地元スーパーと連携し「買い物代行」に乗り出した。
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岩手県西和賀町の一人暮らしのお年寄りのもとに
荷物をお届けする「まごころ宅急便」(2010年)
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宅急便センター社員による
「まごころ宅急便」の手作りの掲示物(2009年)
2009年、岩手ではお客さまの孤独死に直面した現地社員の提案で、独居高齢者などを対象とした「見守りサービス」に乗り出す。
これが行政との連携により、「買い物代行」と結びついた「まごころ宅急便」として同県西和賀町で開始。
これらの取り組みは、一定の役割を果たして終了したが、2012年、地域に密着した取り組みを「プロジェクトG」として本格化。「G」は行政の意味で、地方自治体と連携した「安全・安心に暮らせる生活支援の実現」や「地域経済の活性化」を目指し、さまざまなサービスや支援を実施している。